高野時計の柱時計です。
サイズは、縦92センチ、横33センチ。
ドイツのホーロー文字盤スリゲル、 精工舎の座敷時計長物に対抗してかどうかは定かではありませんが、
極力、それに近づけるべく意図があったと思われるようなデザインです。
が、洗練されたかっこよさ、繊細なイメージはなく、どこかユーモラスで、
日本的、和式、大正ロマンの雰囲気漂う時計です。
TOP飾りには、洋物の女神ではなく、弁天様風、思わず笑みがこぼれます。
細身ではありながら、扉に配置された左右の支柱は、太めに。
擬宝珠もユニークです。
部分的に使われている装飾パーツは、あえて違う色で着色、当時の家具にもよく使われていたデザインです。
文字盤は、オリジナルのペイント文字盤、高野時計のロゴも入り、白さが際立った、程度の大変良い状態です。
機械を搭載してあるケース中心部は、奥行8センチとかなり薄型です。
大変珍しい時計です。