ドイツ、ユンハンスの柱時計です。
サイズは、縦87センチ、横29センチ。
明治時代に発売されていたユンハンスモデルの最高級品の1つといえます。
黒柿のケース、ガラス部分には、総体彫の彫刻をはめ込んであります。
長方形の扉枠は、上下左右、すべて黒柿で、その黒柿に彫刻が施されており、
総体彫の機種の中でも、一段繊細なモデルとなっています。
扉枠横にも、細長い擬宝珠と木彫を施してあります。
TOP飾りにも木彫が。
下部の台座下には、透かし彫りの、欄間風木彫装飾も。
これも、総体彫の中で、1つ上の機種と言える特徴です。
黒柿のオレンジがかった風合いと、時代がかった黒光が、大変美しいです。
当時ものの、ゆらゆらガラス。
文字盤はホーロー製、傷、やかけ、ニューはありません。
オリジナルの J マーク入り。 機械にも刻印が。
毎時と、30分時に1回、ヨーロッパの教会・寺院を彷彿させる音色で鳴ってくれます。
程度もかなり良いです。