精工舎の柱時計です。
サイズは、縦90センチ、横30センチ。
明治30年代頃から発売された初期型のスリゲルです。
黒塗り、 黒柿、 木地塗り が発売されていたようです。
黒柿は、柱時計の中では、高級材。
価格の高い、高級機用のケースに用いられています。
程度は良い方です。
ガラス絵(模様)は、ほぼ完璧にきれいなままで残っています。
文字盤は、後年紙製。
TOP飾り、扉サイド、ケースの随所に、指物、木彫、木工旋盤、塗り 等、
職人の手による、量産体制に入ってからは考えられない手間がかかっています。
黒柿の木目の味わいが色濃く出ている時計です。