精工舎の柱時計です。
商品名は、モスコー (モスクワ) です。
サイズは、縦83センチ、横32センチ。
パリ、ひさご、ボストン、ベルリンなどと同じく、高級機 座敷時計シリーズの一品です。
世界の主要都市の名前を商品名にしており、
この時計は、モスクワなのでしょうが、 モスコーは当時らしい呼び方ですね。
メタルのメッキ文字盤で、機械の取り出しはできなくなっていますが、
ひとたび文字盤を外せば、他の時計と同じように、しっかりした鋳物のマウント(土台)に
納められています。
香箱入りゼンマイ、時報と30分打ちありです。
ヨーロッパの教会、寺院を彷彿させる、大変良い音で鳴ってくれます。
ケースはけやき製、木目をいかした漆塗りの木地塗り仕上げ。
木彫も施されています。
扉が2つあり、文字盤前に正方形のものが、振り子室前は長方形の大きな扉が。
振子も大変凝ったデザインです。