ビエンナ(現オーストリア)の柱時計です。
サイズは、縦95センチ、横32センチ、120センチ前後が主流の分銅引き時計にあっては、
比較的小型のサイズで、稀少な一品です。
曲線美の美しい、大変人気のあるバイオリン型、のちのゼンマイ式時計の原型とも思われます。
文字盤は、ガラス質のホーロー製、傷やラインはありません。
大変綺麗な状態で、ぶつけたりしなければ、永久にこの状態でしょう。
1800年代中期から後期にかけて、ゼンマイ式に代わる前の動力で、いっぱいまで分銅を巻き上げますと、
およそ1週間で着地します。
着地しましたら、付属のクランク(糸巻ネジ)をネジ穴に差し込み、糸を巻き上げます。
右側と左側の分銅のポジションを変えた位置にしておくのも面白いです。
分銅が降りてくる位置で、違った景色が楽しめます。
分銅引きの時計の中では、比較的取り扱いも安易で、ケース側に、最初に振り子を掛けておきます。
あとは、機械をベースに戻し、奥までスライドさせます。
この際、機械側のジョイント部(連結の棒)を振り子の中心部、穴が開いている部分に差し込めば、セット完了です。
状態も大変良いです。
量産に入る前のハンドメイドですから、 微妙にデザインも変えられ、 世界で唯一の時計かもしれません・・・・・・・・